「テネリフェ島 ピコ・デ・テイデ火山」
M. Sumita,2013年10月2日, ピコ・デ・テイデ

  テネリフェ島を始めとするカナリア諸島の島々は、海底3800メートルからそびえ立つ巨大な火山である。その中でもひときわ高いテネリフェ島のピコ・デ・テイデ(Pico del Teide)火山はカニャーダスカルデラからそびえ立ち、標高は3718mに達する。つまり、海底からも合わせれば、テネリフェ等の頂部は7000メートルをゆうに超えることになる。カルデラの成因については様々な議論があるが、最近の調査からは海底に崩壊堆積物が見つかっており、その分布などからも崩壊源がこのカルデラにある大きな山体崩壊(最後の崩壊は約20万年前)が原因でできたと考えられている。それを埋めて、このピコ・デ・テイデの活発な活動が延々と続いてきたことになる。以前あった山体は、現在の山よりもより高かったと考えられる。このピコ・デ・テイデが作り出すフォノライトの溶岩は、多くは黒曜石であり、また、一部は降下軽石もある。写真の赤黒く見える溶岩は、近づくとわかるのだが、多くは黒曜石からなる。この地形を見ていると、最近活発な西之島の溶岩をイメージさせる。