「雌阿寒岳〜岩塊におおわれた斜面」
C. Inaba,12月, 北海道足寄郡足寄町

  北海道東部、雌阿寒岳のポンマチネシリ山頂火口西側斜面は、メートルオーダーの多数の岩塊におおわれており、積雪期の光と影はその存在をいっそう明瞭に映し出す。無雪期には人気の「日本百名山」である登山道脇にも巨大な岩塊が散在しているが、噴火による放出岩塊の履歴調査は、近年まであまり取り組まれて来なかったのではないだろうか。