北海道駒ケ岳


第四の火山形成場発見

 各所で話題になっておりますが、今日(06/07/28)は火山学的な大発見が発表された日でした。

 これまで火山の形成場(マグマが発生し地表まで上昇して火山ができる場所)というと、

1)プレートが引き裂かれるプレート拡大境界(例:、太平洋中央海嶺・アイスランド)
2)マントルから高温の上昇流が上がってくるホットスポット(例:ハワイ)
3)海洋プレートの沈み込みによってマントルを溶かしやすくする“水”がマントルに持ち込まれる沈み込み帯(例:日本)

の3つが知られていました。この度、いずれにも該当しない第四の形成場に出来た火山が三陸沖で発見されました。

 今回発見された海底火山は、日本海溝へのプレートの沈み込みに伴って起こるプレートの曲げによってプレート内部に割れ目が入り、プレート下に広がるアセノスフェアから少量のマグマが噴出したものと考えられています。



原著論文:
Hirano et al. (2006)
Volcanism in Response to Plate Flexure,
Science, volume 313, pp. 1426-1428, 8 September 2006.doi: 10.1126/Science.1128235

 ちなみに発見者は火山の会の活動にも参加して頂いている平野さんという方です。昨年には千葉の嶺岡での地質見学会を平野さんに案内してもらいました。

平野さんのページ


火山の会・火山の無い千葉で火山に思いを馳せる会


海洋開発機構プレスリリース
太平洋プレートの屈曲に伴う新しいタイプの火山の発見


このニュースに世界の科学マスコミが反応しております。

Discovery Channel
Study: Tiny Volcanoes Have Shallower Origins

New Scientist
New type of volcano fires imaginations

National Geographic
New Volcano Type Found in Pacific?

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