北海道駒ケ岳


イギリス本土を襲ったアイスランドのラカギガル噴火災害

 イギリス本土というと活火山はありません。そんなイギリス本土が大きな火山災害に襲われた約200年前の出来事に関する記事がBBCに出ておりました。

BBC
When a killer cloud hit Britain

 この災害はイギリス本土から何千キロも離れたアイスランドで起こったラカギガル噴火が原因です。

Google Map アイスランドとイギリス本土

 この噴火での火山ガス放出によって、地球規模の気候変動とそれに引き続く、飢饉を引き起こしたということはよく知られておりますが、二酸化硫黄を含んだ火山ガスがイギリス本土にまで流れ、当時、イギリス本土で暮らしていた人々の呼吸器系を犯し、犠牲者まで出ていたことが最近の研究で判明したそうです。ラキ火山から何千キロも離れた場所で、火山噴火による直接的健康被害があったということになります。

 この噴火は歴史時代では最大の溶岩流噴火と言われています。GVPのページには、27キロメートルの長さの割れ目から7ヶ月間に渡って噴出された玄武岩質マグマの総量は15立方キロメートルに及んだとあります。

GVP Grimsvotn

 「空から見る世界の火山」にも想像を絶する噴火のスケールが記述されています。噴火の後、地表を覆った溶岩流の面積は565 平方キロメートル。(ちなみに東京都の面積は2187 平方キロメートル)噴火開始後50日のマグマの噴出率は、秒速2200立方メートルで、利根川の平均流量の約15倍に匹敵するスケールになるそうです。

類似記事:
BBC
Volcano 'drove up UK death toll' (5 May, 2004)


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