北海道駒ケ岳

2018年箱根火山OFF会

2018年6月9日(土)

火山の会オフ会にて箱根を訪れるのもこれで5回目となります。

火山の会の方なら既にご存じと思いますが、温泉地学研究所の
萬年さんが先日NHKのブラタモリに出演しました。(2回も!!)
そのNHK出演に関連して先日「ブラまんねん」と題して横浜関内で
ブラタモリの報告会があり、いろいろと裏話を聞かせていただきました。
で、その話をそこだけに留めるのはもったいないということで、火山の会
でもその恩恵を受けたいと思い、萬年さんに「ブラまんねんリアル判」を
やりたいと提案したところ、快くご了承頂きました。
「ブラまんねん」ではトークだけでしたので、このオフ会ではブラタモリ
で回った場所をピックアップして、その楽しさを共有してまいりました。
見どころはやはり活発な噴火活動が終息した後の大涌谷です。
箱根ジオミュージアムの珠美先生にもご参加いただき、
箱根のダイナミズムを堪能してまいりました。
前回の箱根オフは散々な天気でしたが、今回は1昨日の梅雨入り宣言も
なんのその。見事に1日中晴れ渡りました。日焼けが痛いくらいの好天で
皆様のパワーに改めて感服仕ります。
ここで私の「雨男呼ばわり」を返上仕ります!

文責:大澤

 箱根湯本駅集合。なんと全員時間前に集合していただいたので、予定よりも1本早い登山鉄道に乗れました。

 宮ノ下駅下車。さっそくブラタモリのロケ地「底倉」へ向かいます。蛇骨川の名前の由来とか普段ジオ系のガイド本には出ていない話から入って、この段階でメンバーはすでにハイ状態。

 萬年先生が一番楽しかったのではないかと思えるほど、ノリノリの解説でした。

 ブラタモリの影響でしょうか、タモリが訪れた場所は訪問者が激増とのことで柵で囲われていました。個人所有の土地なので納得しましょう。

 タモリが触った源泉がこれ。ここから流れ出ているお湯はやはりかなりの温度で、これをそのまま捨ててしまうのはもったいないくらいの良いお湯でした。昔はここに温泉宿があったそうです。

 ここが有名な太閤の湯。蛇骨川の対岸側ですが、こちらは温泉が出ないとのことで、秀吉が本当に入ったかどうかよくわかりません。

 かなりの急坂を早川まで下ります。ここでみられる地層は早川凝灰角礫岩層で、4-500万年前の地層です。この下に湯ヶ島層群と言われる箱根の基盤層があり、一昔前までここに露出していると言われておりましたが、今は否定されているようです。

 野生のバンビがいました。あまり警戒せずにのんびり草を食んでおりました。

 かなり狭い橋横の空隙を縫って河床まで降りた面々。火山の会的にはまったく苦にならない行程です。

 宮ノ下の駅へ上る道端にイワタバコの群生があり、まさに花の見ごろに当たりました。この葉は天ぷらにすると美味しいらしいです。

 早雲山の展望台。外輪山と早雲地獄がよく見えました。次回明星が岳の大文字まで登って中央火口丘の観察をするというオフ会もありかなと考えてます。健脚の方募集。

 大涌谷。今回13名の参加でロープウェイのゴンドラ1台を貸し切りできたのですが、貸し切りにしてよかった!大涌谷が見えた瞬間ゴンドラの中は大騒ぎ。硫黄の香りと噴気に包まれ、火口はどこだ、温泉造成塔はどれだと、他の客がいたら大迷惑な集団でした。

 神山と冠が岳。これだけ天気の良い箱根も珍しいです。空気が乾燥していたので、噴気は目立ちませんが、湿度の高い日だと大涌谷全体が噴気による層雲で見通しは悪くなります。

 箱根ジオミュージアム。山口珠美先生の直々の解説でハイテンションになる参加メンバー。知っているつもりでも改めて聞くとその奥深さに感動します。

 秋田大、林先生のキッチン火山学がここで生かされてました。自転車のタイヤチューブを利用した噴火実験はかなりリアルで、火山弾の怖さを実感できます。

 最後はお決まりの海賊船。中央火口丘を観察するには絶好のロケーションです。

 船に乗ると皆さん笑顔ですねぇ。

 中央火口丘の駒ケ岳。山頂までロープウェイで行けます。山頂からの景色は外輪山と芦ノ湖の生成状況がよくわかって、なかなか楽しい所ですが、大抵強風に見舞われます。

 今回ここは訪れませんでしたが、ここもブラタモリで出てきた箱根町断層と屏風山からの山体崩壊でできた恩賜箱根公園の流山です。関東大震災の痕跡とか地学的にはそこそこ楽しい場所ですので、一度行かれることをおすすめします。次回箱根オフをする機会があれば、ここと箱根関所をめぐりたいと考えてます。

 萬年さん、山口さん、参加された皆様、お疲れさまでした。この後はお決まりの庄屋で美味しい食事とビールを堪能しました。

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