画像でたどる死都日本・霧島火山・大浪池の火口
画像でたどる死都日本


霧島火山・大浪池の火口

6月18日16時頃
霧島火山・大浪池の火口


“大浪池というのは、山の名前であり池の名前でもある・・・”(第3章,p.108)
“池としての大浪池は直径八〇〇メートルのほぼ正円形で、大浪池火山の山頂部が爆裂して出来た直径一・二キロ、深さ二〇〇メートルの火口底に雨水が溜まったものである・・・”(第3章,p.108)

(撮影:上野龍之)

解説:
 大浪池は約6万年前に起こった軽石噴火の噴出物によって造られる火砕丘である。この噴火は霧島の火山活動の中でも比較的大規模な活動であり、このときに噴出した降下火砕物(イワオコシ軽石)は、約50km東に離れた宮崎平野でも数十cmの厚さで堆積している。
 大浪池をはじめえびの高原周辺には火口湖が多い。これはえびの高原周辺の地下水面が高いためであると考えられている。また、この池には竜神が美しい娘となって現世に現れた伝説が残る。
 画像は大浪池火口内から韓国岳を見ている。火口底にはけもの道を伝って降りることができる。

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