画像でたどる死都日本・破局噴火前の霧島火山全景と破局噴火後の加久藤カルデラ
画像でたどる死都日本


破局噴火前の霧島火山全景と
破局噴火後の加久藤カルデラ

6月19日00時09分
気象庁


“防衛庁宇宙通信所から、陸域観測衛星「ひるがお」が撮影した霧島の画像が送られてきた。......データの補正が不十分な為、その画像は決して鮮明とは言えなかったが、それでも火山課職員の度肝を抜くには充分だった。雄大な霧島火山の姿は消え失せ、代わりに最大径一六キロ、深さ平均五〇〇メートルの巨大な窪み、つまりカルデラが出現していたのである。”(第8章,p.299)


カルデラ噴火前
 

カルデラ噴火後

(作成:長井雅史)

解説:
 標高の数値データを基に、3D画像作成ソフトを利用して作成した、破局噴火前と後のコンピュータグラフィックスである。小説では、6月19日朝までの豪雨で、新生加久籐カルデラが一時的にカルデラ湖を形成しているが、空から見るとこのような情景であろうか。現実の加久藤カルデラ(盆地)内では昔の湖底堆積物が見つかっており、約2万5千年前まではカルデラ湖が存在していたことが知られている。(「カシミール」により,"長井雅史さん作成)(注:それぞれの画像の下にある地形図は,鳥瞰図に合わせて「南が上」になっている.)

関連リンク

  • 火山学者に聞いてみよう−トピック編−加久籐カルデラ
  • 3D風景作成ソフト・カシミール
  • 陸域観測技術衛星(ALOS) (2004年打ち上げ目標)
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