“地面は意外な程堅い.生乾きのモルタルのような感じである.(火山灰アスファルトに変化し始めているのかもしれないな)黒木は地面を踏みしめながら思った”(第7章,p.276)
(撮影:一岡祐生)
解説:
火山灰は,堆積した直後は粒間に空気を多く含むため比較的ふわふわしているが,その上に雨が降ると粒同士の圧密が起こって堅く締まってくる.これが乾燥すると,カチカチのモルタルのようになる.写真は,有珠火山2000年火山灰が「モルタル化」(本書の表現では「アスファルト化」)した様子.
関連リンク
Benry Life Communityによるコンクリート・モルタルの作り方
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